kmpen148のいろいろ

日常生活の雑感を書き出しています。備忘録的役割。

2019年の巨人について語る〜CS・日本シリーズを終えて〜

昨日、日本シリーズが終わりました。
CSでは阪神を圧倒した巨人が、逆にソフトバンクに圧倒される結果になりましたね。そりゃもう完膚なきまでに。

始まる前からソフトバンク有利の論調が多かったのですが、CSの感じを見ていたらそんなに大差ないだろう……なんて思っていました。錯覚でした。
セ・リーグのCSしか見てなかったから…。


ま、とりあえず、良い方の思い出としてCSを見ていて感じたことを記しておきます。

CSは正直DeNAだったら危ないかもなーって思っていたところに、勢いを見せた阪神が勝ち上がってきたので、この時点で「ラッキー」と思っていました。

そしていざ始まってみると………思っていた通りでした。


1、2戦目は巨人が先制して主導権を握ったまま勝利、3戦目は負けたものの、4戦目は終盤に点を重ねて勝利、と正直ここまで差があったのか?と思えるくらい。

もっと3戦目のようなどっちに転ぶか分からない試合が多いかな、と思っていたのですが。

ちなみに3戦目は、4-1で勝っていたのに2番手の桜井が荒れに荒れまくって5回表に5失点で逆転を許し、その裏に岡本のホームランで同点に追いついたものの、9回表に中川が勝ち越されて負けるというもつれた試合でした。


勝因の1つに、阪神の主軸である福留とマルテを眠らせたままだったということがあると思います。

4試合の打率は福留が.167、マルテが.071で、阪神が7点取った3戦目ですら2人は打点0。

一方、巨人の同じ3、4番である丸が.300、岡本が.533。初戦はアベックホームランがあったし、丸は4戦目で勝ち越しとなるセーフティスクイズ、岡本は3、4戦目でもホームランを打つ活躍をしていました。これだけで試合が決まったというわけではありませんが、やはりこの差は大きかったのではないでしょうか。

特に福留はシーズン中の対巨人戦の成績は非常に良かったようなので、もし福留がもう少しでも打っていたらどうなったかは分かりません。
というか、正直投手陣がここまで抑え込むとは思ってもいませんでした。

他にも、勝った試合は先発陣がしっかりと試合を作っていたことも挙げられると思うのですが、これについては手も足も出ないほどに完璧だったというわけではなく、それなりにピンチの場面もあった印象です。
しかし、ダブルプレー等で阪神側が勝手に自滅してくれた部分も大きかったのかな、と。


とまぁ、「点を取れるところでしっかり取って逃げ切った巨人」「点を取れる場面で決めきれずに点差を離されてそのまま負けた阪神という構図のCSだったなぁ、という感想でした。

その意味では、巨人も点を取れるところで取れていなかったら、本当にどっちに転ぶかどうか分からなかったと思います。お互いに自滅し合うというなんだか分からない勝負になっていたかもしれません。

そして、「点を取れるところでしっかり取って逃げ切った巨人」を目の当たりにしたことで、私の脳内には「あれ、この調子なら日本シリーズも余裕じゃね?」という思い込みが発生してしまいました。


さて、日本シリーズですが、んー……もう振り返らなくてもいいですかね。

簡単にだけ書いておきましょうか。

結論として、CSでの構図が逆転しましたね。

「点を取れるところでしっかり取って逃げ切ったソフトバンク「点を取れる場面で決めきれずに点差を離されてそのまま負けた巨人」

これに尽きますね。巨人がミスや四球を出すと一気呵成に仕掛けて得点したソフトバンクと、同じような感じでチャンスを作っても決めきれなかった巨人。ソフトバンクも決してミスがなかったわけではありません。

まぁ、坂本・丸が完璧に抑え込まれ、岡本もほぼ完璧に抑えられてしまった(ホームランは1本打ったけども)ことが一番大きいのですが。主軸が点に絡めないとこうも変わってしまうのだなぁ…。

おそらくソフトバンクバッテリーも亀井を含めた上位4人だけは全力で抑え込みにいっていたのだと思います。


しっかし、いざソフトバンクと相対すると明らかな戦力差を感じてしまいますね。

交流戦のとき、巨人は現在とほぼ同じメンバーなのに対し、ソフトバンクは柳田、今宮、石川あたりが離脱していました。それにも関わらず巨人は1勝2敗でした。
そして今回はその時よりも戦力アップしているソフトバンクを相手にしたことになります。
戦力差だけで簡単に勝敗が決まるわけではないのですが………うん。


また、やはり選手の経験の差が出たのかなー、と。

亀井、坂本、阿部あたりは経験値としては蓄積されていたと思うけど、日本シリーズそのものが2013年以来だし、他の若手は初めての場。いや、個人的にはプロなんだから簡単に「経験の差」を理由にしたくないのだけれど、まぁ、今回は明らかでしたね。
唯一、直近で日本シリーズを2度経験しているはずの丸も結局全然打てませんでしたし。


こうもあっさり負けてしまって盛り上がりも何もない日本シリーズでしたが、若手には非常に良い経験となったのではないでしょうか。そう思うしかありません。来年また相手はどこであれ日本シリーズでリベンジしてほしいものです。


とは言っても、ここ数年は本当につまらないシーズン続きだったので、今年は本当に楽しかったです。シーズン前は「2位になれれば御の字」くらいにしか思っていなかったのが、リーグ優勝した上に日本シリーズまで進出できたのですから。

今年は6月以降首位から陥落しなかったとはいえ、連勝連敗で不安定な時期も多かったので、来年は連敗を最小限にとどめてもう少し勝ちを伸ばして他を圧倒してもらいたいですね。


今回はこんな感じです。