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2020年の巨人について語る〜背番号変更について〜

巨人が新たな助っ人外国人、チアゴ・ビエイラを獲得したようですね。

最速167km/hとのことですが、コントロールはかなり不安がありそうな前評判です。まぁ……先日引退表明したマシソンも当初はコントロールやクイックがひどすぎたのを豊田コーチ(当時)が指導した結果、長年ブルペンを支える選手になりましたから、蓋を開けてみないと分からないといったところでしょうか。

さてさて、現在プロ野球はオフシーズン真っ只中ですが、この時期の楽しみはFAを含む移籍情報や契約更改でしょうか。ここに私は密かな楽しみとして、「背番号の変更」があります。「活躍したあの選手は何番になるのか」「移籍してきたあの選手は何番になるのか」などなど。


私のことなので巨人中心の話になってしまうのですが、巨人は昨オフに大量の背番号入れ替えを行いました。
主な選手で、菅野智之19➝18、上原浩治11➝19、山口俊42➝11、石川慎吾49➝36、吉川大幾68➝00など。
元々、原監督が背番号に対するイメージを重要視する方なので、例えば山口や石川の場合は、変更前背番号が助っ人外国人選手が背負う番号のイメージということで変更に至っています。そして今オフもすでに背番号変更の情報がちらほらと出てきているので、いくつか取り上げてみます。

 原監督は背番号について「0はスーパーサブのような選手だから」と話していた。今回の変更にはレギュラーを目指せ、という期待のメッセージが込められている。

私の中では0は川相昌弘の印象が強いのでレギュラー選手というイメージだったのですが、確かに原監督時代には木村拓也藤村大介といったスーパーサブのような選手が着けていましたね。一方の29は投手という印象が強いのですが、助っ人のバーフィールドも背負ったことがある番号ということで、来年こそはぜひとも野手のイメージも植え付けるような活躍をしてもらいたいものです。

ちなみに、空いた0はそれこそ今シーズンは「スーパーサブ」として活躍し、優勝を決める決勝打を放った増田大輝が着けることになりました。

次に、他球団でも共通だと思うのですが、若手が一定の活躍をした際には今の背番号よりも若い番号や実績のある選手と同じ番号へ変更させることもあります。


まさかドラフト1位の髙橋優貴まで変更するとは思いませんでしたが、巨人の一時代を築いたエース内海と同じ左腕ということで、かなりの期待が込められているのでしょう。

また、若林が来年から背負う番号のように「出世番号」と言われる番号が各球団にあると思うのですが、これにはもう一歩飛躍してほしい若手に与えられることがあります。篠塚和典は37➝6、元木大介は37➝2といずれも成績を残して一桁の背番号を勝ち取っているので、若林もここからさらに活躍してほしいですね。
ところで、私がプロ野球を見始めた頃はすでに元木の背番号が2だったので、この情報を見るまで37だったことすら知りませんでした。

なお、37以外にも35も巨人の「出世番号」であり、過去には清水隆行亀井善行西村健太朗が着けていました。今シーズンからは桜井俊貴が着けていますが、プロ初勝利を含む8勝をマークして、飛躍した年になりました。


一方で不本意な成績が続くと現在の番号よりも大きい番号へ変更させることもあります。

過去に開幕投手を務めたこともある宮國椋丞ですが、ここ数年は不本意な成績が続いているために背番号変更になってしまいました。将来のエース候補と言われていましたが、来年は入団から10年目を迎えるので成績を残せないとそろそろ……という瀬戸際かなぁ、という感じです。

そして、その空いた30は今シーズン途中に日本ハムからトレードで移籍してきた鍵谷陽平が背負うことになりました。

 背番号「30」については「ファイターズの時も着けていて球団の方から『愛着はあるか』と聞かれたので、はいと答えました。

愛着ある番号への変更というパターンもあります。これは特に移籍してきた選手に見られる傾向かなーと思います。楽天へ移籍した鈴木大地もロッテ時代と同じ背番号7を背負うことになりましたね。

今季、7番をつけたドラ1の辰己は、球団から8番への変更を打診され、快諾。わずか1年で背番号変更となった。

これには賛否両論あるみたいですが、球団側もそれだけ背番号は大切だと認識しているということなのでしょうか。
ちなみに、巨人も最近似たようなことをしています。

この時点ではパーラ獲得については未発表ということもあり、すでに一度決めていた背番号の急な変更だったので謎めいた部分もありましたが、これはパーラ獲得の算段がついたため、メジャーでも背負っていた88を用意したということでしょう。


この他にも、球団のスターと言えるような選手のイメージが出来上がってる番号もあります。巨人だと55(松井秀喜)、10(阿部慎之助)、24(高橋由伸)あたりでしょうか。55は一度、松井と同じような選手になってほしいという期待から大田泰示に与えられましたが、結局芽が出ずに数年後には44へ変更、そして日本ハムへトレードされるという結果になってしまいました。
24は来年から大城卓三が背負うことになりましたが、今シーズンは助っ人のクックにあっさりと与えてしまったことで批判されていた記憶もあります。


2年連続で大量に背番号変更があることについては反対意見も結構見受けられますが、背番号にはこのように選手自身の思いや球団の期待が込められている大切なものだと思っています。しかし、成績を全然残していない選手が「その番号が好きだから来年から背負わせてほしい」と言ったところで、当然その通りにはならないものなので「勝ち取ってやる!」みたいなモチベーションにもなるのではないでしょうか。

今回はこんな感じです。