kmpen148のいろいろ

日常生活の雑感を書き出しています。備忘録的役割。

2020年の巨人について語る〜ストーブリーグの動向part.2〜

 2020年、一発目の記事です。
 今年もよろしくお願いします。

 前回のpart.1からかなり間が空いていますね。

 前回はちょうど巨人がFA獲得を目指していた2選手にフラれ、さらに山口俊のポスティングによるメジャー挑戦という、マイナスなニュースが重なった時期でした。
 さてさて、今回は、戦力も出揃ったのでストーブリーグの動向を勝手に総括してみようと思います。例によって敬称略です。

FAについて

 まぁ、巨人の戦力補強の定番ですね。ここ3年間で6人も獲得しています。今オフも楽天・美馬(当時)、ロッテ・鈴木(当時)と交渉していましたが、どちらからもお断りがあったことは前回の記事でも取り上げました。山口の穴を埋める先発投手、長年レギュラー不在に悩まされているセカンドのレギュラー候補とせめてどちらかでも…と個人的には思っていましたが、ファンの間では全然痛手ではないとの意見が多いような気がしました。

 その理由ですが、来年(いやもう今年か)、ヤクルト・山田がFA権を取得し、FA宣言するのではないか、そうなると当然巨人も獲得を目指すことになり、そして巨人への移籍となると鈴木はポジションが被ってしまう、だから来年まで我慢すればいい、というか生え抜きのレギュラー候補が奮起しろ!ってな感じでした。山田の獲得という希望的観測もいいですが、とりあえず今年は吉川尚、若林あたりがもう一段階飛び抜けてほしいものです。なお、山田は本人の希望で単年契約となったようで、これもまたFA宣言するのではという希望的観測に拍車をかけているようです。

新外国人について

 3選手を獲得しました。各選手の印象を書きたいと思うのですが、私は普段MLBを全然見ず、獲得が決まってからも動画などをチェックしないので細かい情報は知りません。あくまで通算成績などの数字やネットニュースを見た印象となります。

 まず1人目は、MLBワールドシリーズを制したナショナルズからFAとなっていたヘラルド・パーラです。

 メジャー通算1312安打88本塁打ゴールデングラブ2回受賞の実績があるメジャーリーガーで、岡本の後ろを打つ5番打者として期待されております。ただ、メジャー11年間で二桁本塁打が3回、3割が1回と「強打者」と評価するには若干物足りないないような気もします。昨年に限っては、打率.234と低めなので日本の野球に慣れるのに少し時間がかかるのではないかと予想しています。

 2人目は、セットアッパー候補のチアゴ・ビエイラです。

 メジャー通算は3年間で23試合、防御率7.36ですが、最速167km/hだそうです。実際には、おそらく160km/h前後というところでしょうか。また、コントロールが相当悪いという声が上がっています。
 球団の理想としては、中川とセットアッパー2枚看板にしたいところでしょうが、コントロールの悪さをどの程度修正できるかですかね。しかし、まだ27歳と若いですし、数年先を見て育成するという路線もありだと思います。あのマシソンも来日当初はコントロールやクイックが悪かったようで、当時の投手コーチの指導のおかげで長年リリーフを支える中心選手になりましたので、「ポスト・マシソン」となれるように頑張ってほしいです。

 3人目は菅野と先発の2本柱として期待されているエンジェル・サンチェスです。

 昨年は韓国プロ野球に所属し、28試合17勝5敗、防御率2.62を記録した先発候補です。17勝を記録したことも魅力ですが、防御率が2点台ということも素晴らしいですね。名前が「エンジェル(天使)」というのもなんか縁起がいいし、背番号もマシソンが背負っていた20番なので球団の期待度も高いのでしょう。
 さすがに日本でもいきなり同程度の成績を残すのは難しいと思いますが、10~12勝くらいはしてもらいたいものです。

 と、まぁ、3選手の印象を書いてきましたが、残留組には先発候補のメルセデス、守護神候補のデラロサがおり、合計で5人の外国人選手が在籍することになります(育成を除く)。一軍の外国人選手登録は4人までですが、その枠を投手だけまたは野手だけで埋めることはできないので、実質、4投手で3枠を争うことになると思います。
 とりあえず野手1枠としてパーラは確定で、投手の3枠は開幕までのビエイラの出来次第ですかね。彼のコントロールに難があるままならば、先発投手としてメルセデスとサンチェス、抑え投手としてデラロサを登録することになるでしょう。

ドラフトについて

 ドラフトは興味ないので、リンクだけ貼っておきます。

首脳陣について

 昨年は、バラエティ番組などで活躍していた元木や宮本、足のスペシャリスト・鈴木尚などの入閣で首脳陣に対してもワクワクしていました。そして今年もまたワクワクする布陣になりました。

 まずは、広島やヤクルトでも若手育成の手腕を発揮していた石井琢朗の入閣です。昨年は日本シリーズを前にして、「一身上の都合」で鈴木尚が退任となってしまい、その代役的な存在は誰になるのだろうかと気にはしていたのですが、これ以上にない人選でした。
 早速、秋季キャンプで存在感を出していましたね。

 次に、これが一番の驚きでしたが、元木のヘッドコーチ昇格です。
 昨年は内野守備兼打撃コーチとして、そして攻撃時の三塁コーチャーとしてチームを盛り上げてきましたが、(想像ですが)割と自由に立ち回れていたと思います。それがヘッドコーチという立場になってどういう立ち回りになるか注目ですかね。
 とは言え、「ヘッドコーチ」という立場に萎縮するような方ではないと思いますし、早速持ち前の明るさを武器にインタビューやトークショーを行っているようなので、まぁ、余計な心配はいらないでしょう。


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 他にも細かい動きはありましたが、大きな部分としてはこんなところでしょうか。

 私としてはやはり石井琢朗コーチのインパクトが一番大きいですかね。今シーズンも楽しみです。

 今回はこんな感じです。