以前、So-netブログさんでお世話になっていた頃、各クールで見ていたアニメの感想を定期的に記事にしていました。
あの頃は大学→ゲーム→アニメ→大学→ゲーム→アニメ…のような生活を繰り返しており、各クールで15本近くの深夜アニメを見ていました。途中で脱落するものもあり、最終的には10〜12本に落ち着くのですが。
しかし、仕事をするようになると年々見る本数が減り、今ではもはや「名探偵コナン」や「クレヨンしんちゃん」などの国民的アニメしか見ていない状況になってしまいました。
それでもアニメそのものへの興味がなくなったわけではなく、Huluの配信一覧なんかを見ていると「あー、これは見てみたいんだよなー」と思うのです。ただ、なんというか、約25分×11〜13話を一気に見切る体力というか気力というかがなくて……。
と、余計な話はこれくらいにして、唐突ではありますが、記憶の整理という意味も込めて、私の好きなアニメをゆるーく語っていきたいなと思います。ただ、あらすじとか人物相関図などについては必要最低限しか触れませんのでご了承ください。
※( )内は放送開始年月です。
CLANNAD
(1期:2007年10月/2期:2008年10月)
まぁ、「ザ・王道」という作品ですかね。もう何回も見返しました。
CLANNADは私がいわゆる「深夜アニメ」というジャンルにハマるきっかけになった作品で、「京都アニメーション」の存在を知るきっかけになった作品でもあります。ちなみに、原作はゲームですが、当時はもちろんやったこともなかったですし、その後PS3版が発売されたときに「よーし、全ルート制覇するぞ!」とか意気込んで手を出してみたものの、どうも自分の性に合わずに割と序盤で投げ出してしまいました。
そのような事情もありアニメ版に限る感想となりますのでご了承ください。
この作品の大枠としては「家族」がテーマになっていることはすでに多く語られておりますが、私の中では「変化することを受け入れる」ということもテーマになっていると思っています。この辺を話し出すともはやCLANNADの感想記事になってしまうので、これはまた別の機会にします。
ところで、私はこの作品を敢えて3月に見ていました。それは4月には否が応でも色々と「変化する」からです。
私自身、変化することを受け入れるのが結構苦手で、できれば変化なく過ごしたいと思っている人間なのですが、CLANNADを見ることで「いやいや、「変化する」からこそ少しでも、一歩でも、前に進めるんだよなぁ」と思うことができました。大袈裟ですかね。まぁ、自分にとって、ある種の「お守り」とか「ゲン担ぎ」みたいな感じです。
お気に入りの場面は、AFTER STORYで岡崎朋也が父親と和解するところです。おそらく大多数的には、これの一歩手前の、お花畑での汐と朋也のやり取りの方が涙腺崩壊な場面と評されていますが、朋也と父親との場面も非常に感動的です。ここは何度見ても泣いてしまいます。
父親の設定としては、酒を飲み続け、過去には朋也にバスケができなくなってしまうほどの怪我をさせ、それから親子関係が悪化して他人行儀を貫くなど、いわゆる「ダメな父親」として描かれていますが、そこに至ってしまった過程が明かされた上での朋也との和解シーンなので、なんかもう色々と感極まってしまって…。
最後に、好きなサブストーリーは宮沢有紀寧のものです。というか、好きなキャラが宮沢有紀寧です。「みやざわゆきね」と入力して予測変換にちゃんと「宮沢有紀寧」が出てくるGbordさすがです。
他にも書きたいことはたくさんありますが、いずれにしても現状ではCLANNADを越える作品に出合えていません。
あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。
(2011年4月)
通称「あの花」と呼ばれていますが、完全オリジナル作品ということで、放送されていた時期は結構話題になっていました。
幼少期に体験しためんまの「死」からバラバラになった超平和バスターズのメンバーが、めんまの出現(主人公のじんたんにしか見えないが…)によって徐々に友情を取り戻していく様子、その過程にあるそれぞれの葛藤などが見事に表現されていた作品でした。ちなみに、めんまは生前に抱いていたある「願い事」をみんなに叶えてほしくて、それが叶えば成仏するとのことで現れました。
さらに、個人的にこの作品の素晴らしさを感じた部分としては、回想でちょこちょこ出てきていましたが、じんたんの母親が亡くなっているというもう1つの「死」が、最終的にめんまのその「願い事」とリンクすることです。
じんたん達はめんまを成仏させるために「その願い事は何か?」と試行錯誤するわけですが、結局それはめんまが生前にじんたんの母親と交わした、「じんたんを泣かせる」という願い事でした。だからこそめんまはじんたんにしか見えない状態だったんだと思いますが、この繋がりは秀逸だったと思っています。
また、エンディングに「secret base 〜君がくれたもの〜」をぶっ込んでくるのは反則でした。ちょうどど真ん中な世代なので、アニメを見ていてこれが流れたときは一気にテンションが上がりました。もう一度言いますが、あれは反則です。
あの花についてももう少ししっかりした形で文章化したいなぁ……と当時からずっと思いつつも今日まで来てしまいました。もうなんか今更色々書いたところで…という感じかもしれませんが、現在他の本とも並行しつつ、こんな本を読んでいます。
この感想を書く際に合わせてあの花への思いもより具体的に綴れたらなぁ、と思います。
「ピカピカ光るじんたん、かっけーんすよ。」は名言です。
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さて、まだまだ好きな作品を挙げていきたいのですが、この2作品だけで色々と書きすぎてしまったので、一旦ここで切ります。力尽きました。
なお、あの花はCLANNADまでは越えませんでしたが、逆にあの花を越える作品は現状ではCLANNADだけだと思っているので、順位を付けるならばこの2作品が1位と2位ですかね。
今回はこんな感じです。