もう1月も終わってしまうのですね。ついこの前年末で、ついこの前年が明けたと思っていたのですが、気付いたら1月が終わってしまうという……早いものです。
さて、つい最近4つ目の電子書籍サービスとして、とうとう「Kindle」にまで手を出してしまいました。もともとAmazonの利用頻度もそこまで高くなかったのでスルーしていたのですが、結局「どんな感じなんだろう」という好奇心が勝ってしまいアプリをダウンロードし、試し読み本と無料コミックをダウンロードしてみました。まぁ、他に使っている電子書籍サービスと大して変わりはないですね。
そんなこんなで数日経つと、「ねぇねぇ、50%クーポンあげるから何か買ってみない?」ってAmazonからお誘いメールが届いていたので、色々と探してみたら気になる本に出合えたので買ってしまいました。クーポン+ギフト券残高で支払えたとはいえ、まんまとAmazonの策略に嵌っている気がします。
で、こうして複数の電子書籍サービスを使って、それぞれで電子書籍を購入しているとどれも中途半端な進み具合になってしまいました。その辺をちょっと整理をしようというのがこの記事の主旨です。
※( )内は各電子書籍サービスに表示されている既読割合です。
Doly
メインで使用している電子書籍サービスですね。こちらでは3冊も溜まっています。
- ダンカン・ワッツ『偶然の科学』ハヤカワ・ノンフィクション文庫、2014年。(34%)
以前、何かの本を読んでいるときに紹介されていたので調べてみたら、ちょうど半額セール対象になっていたみたいで即購入してみました。
「偶然」という事象や概念に興味があるので読んでいるのですが、現段階では「「常識」というものがどう作られているか」みたいな話が続いています。いや、それもそれでなかなか興味深いんだけどもね。
- 榎本正樹『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。 全話完全解読』双葉社、2014年。(13%)
今のところ著者がこの本を書こうと思った理由と第1話の解説的な章しか読んでいないけど、ちょっと著者の「あの花」への熱が予想以上に高すぎて圧倒されてしまい、若干身構えている状況です。私にも「あの花」の基本知識はあるから、読み始めてしまえばあっという間に読めてしまうんだろうけど、なんというか、読み進めたいような読み進めたくないような気持ちで結局止まっています。
- 関眞興『「お金」で読み解く世界史』SBクリエイティブ新書、2017年。(43%)
3冊の中で一番最後に買ったのに一番読み進めています。高校時代、運良く担当教師に恵まれて世界史が好きになり、当時勉強しているのが楽しくて楽しくてしょうがなかったのですが、まぁ、それでも大学受験向きの勉強をしていたので、今では忘れていることばかりです。
古代から、地域ごとに当時の経済状況、そしてその中での「貨幣」という存在がどのようなものだったのかなどが概要的に書かれています。
楽天kobo
サブ的に使っている電子書籍サービスですね。期間限定ポイントが貯まっているときに購入しています。
- 桐生操『迷宮への招待 世界史15の謎』徳間文庫、2003年。(54%)
それにしても買ってから気付きましたが、2003年の本だったんですね。
- マイケル・サンデル『それをお金で買いますか』ハヤカワ・ノンフィクション文庫、2014年。(28%)
言うまでもないですが、著者はあの『これからの「正義」の話をしよう』を書かれた教授です。私も大学の頃、ある授業の教科書がこの本だったので読みました。
正直あまり内容を覚えていませんが、暴走するトロッコをどう止めるかみたいな話だったと思います(いや、違う)。まぁ、道徳とか倫理観的な話が中心でしたが、本書は市場経済云々みたいな話です。と言ってもまだ1/3も読んでいませんが。
ただ、いくつか「あー、なるほどね」と考えさせられるエピソードなどはありましたので、ここから考えを巡らせるのに良い本かもしれません。イスラエルの延長保育の話とかはなかなか興味深かったですし。
BookLive!
新規登録者50%クーポン配付に釣られてまんまと利用を始めた電子書籍サービスです。ただ、Tポイントも利用できるので試しに購入した書籍は、クーポン+Tポイントで支払いました。
これも世界史関連です。多分発売当初くらいにヨドバシのお気に入りリストに登録したのですが、そのままずっと眠っていました。
題名のとおり「教養」としての内容なので、深く掘り下げるというよりは縦や横のつながり、現代とのつながりや比較などを意識しながら書かれています。ローマと日本が似ている理由とか。
ここに挙げた本の中で一番すらすらと読めています。
Kindle
私にとっては新参者の電子書籍サービスですが、すでに社会的地位は確固たるものですね。冒頭でも書きましたが、メールでこっそりと50%クーポンが送られてきたので(と言っても多くの人に送られているものだと思います。)、ギフト券残高内で購入できそうな本を探してみたところ、興味深い本を見つけました。
- ギュスターヴ・ル・ボン『群衆心理』講談社学術文庫、1993年。(1%)
まだ冒頭あいさつみたいな部分しか読んでいません。これが書かれたのは1895年で、結構反響のあった書籍らしいのですが、恥ずかしながら知りませんでした。
「群集」とか「集団」って言葉は日常的には使うことがあっても、じゃあ一体どんな作用が働くのかみたいな話は確かに調べたことがありませんでした。この根本的な部分を知識として取り入れておけば、なんかTwitterとかインターネットのこととか色々と考える上で役に立つかなーって思った次第です。
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いやー、実に7冊も。そしてこれに紙書籍でももう1冊読んでいるのがあるので、合計8冊……。
あと、気持ち的にはそろそろ小説も読みたいなーとか思ってきているんですよ。その前にせめて2冊くらいは読み終えておきたいところなんですが、まぁ、気になる小説を見かけたら買っちゃうんだろうなぁ。
今回はこんな感じです。