これらの続きです。
※( )内は放送開始年月です。
宇宙兄弟
(2012年4月)
これは深夜アニメではなく、日曜日(だったかな?)の朝に放送されていました。当時は休日の朝にも関わらず、これをリアルタイムで見るために早起きしていましたね。
「宇宙飛行士」というちょっと特殊な職業の話ですが、なんというか、良い意味でリアルな内容だったと思います。仕事をする上での考え方や人間関係など、「人間クサさ」が非常に上手く描かれていた作品でした。
普段の言動では頼りないけど要所要所では周りをハッとさせる行動をして頼りになる南波六太(主人公)、明るい性格で一見ストレスとは無縁のように見えるけど宇宙でのある体験からパニック障害になってしまう南波日々人。
他にも、いつもは性格も良く「デキる」人で六太の親友的な存在だった真壁ケンジがNEEMO試験で見せた弱さとか。
NEEMO試験の真壁ケンジなんて、本当に人間クサかったと思いますよ。
普段は六太の良き理解者、そして親友という立場だったからNEEMO試験で六太と組まされたときは素直に喜んでいたのに、途中で2人のうち1人しか合格にならないと聞かされたら掌を返したように六太の提案を否定するところとかね。結局そんな状況でもいつもと変わらぬ六太を見て、自分の行いを反省することにはなるのですが。
99話という「おい、せめてあと1話やれよ!」ってタイミングで終わってしまったのは非常に残念だったけど、原作はまだまだ続いているので、いつか2期が放送されるのを待ち望んでいます。
笑える場面も、ウルっとくる場面もたくさんあったのですが、その中でも一番好きなセリフは、六太の教官であったデニール・ヤングが言った「心のノートにメモっとけ」です。
帰宅部活動記録
(2013年7月)
珍しく原作から知った作品で、本当にただただなんの気無しに書店で手に取ってみたのですが、意外と面白くて好きになりました。でもまぁ、アニメ化なんてしないだろうなーと思っていたら、まさかのアニメ化された作品です。しかも、30分アニメでやるということで、当時は失礼ながらも「本当に大丈夫か…?」と不安を感じていました。
しかし、いざ始まってみると、非常に絶妙な構成や改変が成されていて(原作を知っているからこそというのもありますが)、アニメでも存分に楽しめました。世間的な評判は知りませんが。
しりとりの回なんて神回でしたよ。まさかこんなにもクオリティの高い話になるなんて思ってもいませんでした。
そんな帰宅部活動記録ですが、どうしても1つだけ受け入れられなかったものがありまして、それがオープニングソングです。聞くに堪えないほどの歌声でしたが、まぁ、もともと録画で見ていたので毎回飛ばしていました。慣れれば違ったのかもしれませんが、もう1回聞いただけで「あ、これ無理だわ」って思ってしまったので…。
ココロコネクト
(2012年7月)
個人的には手放しで評価しているくらいの作品なんですが、作品の内容とは関係ない部分で勝手に自滅して評価を下げてしまっていて勿体ないなぁ…という感じです。わざわざここで掘り返すことでもないので気になる方は調べてみてください。
私がこの作品にハマったのは内容ももちろんなんですが、声優さんの演技が完璧というくらいキャラクターに合っていたんです。その筆頭はまぁ、贔屓目もあるんですが、稲葉を演じた沢城みゆきさんが断トツなんですけど、他にも、ちょっと闇を抱えた感じのある伊織を演じた豊崎愛生さんとかも素晴らしかったです。
黒幕である「ふうせんかずら」を演じた藤原啓治さんなんかももうね、ハマり役過ぎて出てくる度になぜか安心した記憶があります。
アニメを見てから原作も買ったのですが、原作はアニメ以降の話もありますし、しっかりと完結しております。正直、最後の「アスランダム」はスケールが大きくなりすぎたわりには駆け足でまとめた感じもしましたが、アニメとしても見たかったなーって思ってはいたんですけど、もう実現はしないでしょうね。残念。
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こんなところですかねー。それぞれ良さがあるんですけど、とにかく難しいことは考えずに頭の中を空っぽにしたいというなら、帰宅部活動記録をおすすめします。
なんだかんだpart.3まで続きましたが、残りはあと2作品の予定です。
今回はこんな感じです。