kmpen148のいろいろ

日常生活の雑感を書き出しています。備忘録的役割。

「だいじょうぶだぁ」と言って戻って来られると思っていました


 月曜日の朝、職場で、今週も1週間が始まるなーって気持ちを高めようとしていたちょうどその時に飛び込んできた志村けん氏の訃報。いやもう言葉を失いました。
 新型コロナで入院し、症状が重いという情報の時点で、復帰してもこれまでみたいな活発な行動は難しくなるんだろうとは思っていたけど、最悪の結果になるとは思ってもいませんでした。というか、考えたくもありませんでした。


 私は「8時ダョ!全員集合」の世代ではなく、「バカ殿」や「だいじょうぶだぁ」などを見て笑っていた世代です。「志村!後ろ後ろ!」よりは「アイーン」とか「なんだチミは!ってか?そうです、わたしが変なおじさんです」です。


 バカ殿は小さい頃から見てきましたが、その頃は放送の規制も緩く、各放送では必ずと言っていいほど胸が丸出しになった女性が出てきました。それにドキドキと期待しながらも、家族で見るにはちょっとした気まずさも感じていて、1人で葛藤と戦っていた思い出があります。
 他にも、殿が仕える者と城内で追いかけっこをしたり、枕の下にグラビア写真集を忍ばせてエロい夢を見ようとしたりとネタの根本的な部分は同じで使い回しが多いけれども、演じる人が違うとこうも違う印象になるんだなぁ、と毎回楽しんで見られる番組でした。もうそれが見られなくなると思うとやっぱり寂しいものです。

 だいじょうぶだぁの方も「でしっ!」おじさんや腰を痛めて紐にぶら下がりながら切り盛りする店主、大人気(?)のひとみバァさんと本当に多くのキャラクターを演じ、出演者との掛け合いが面白く印象的でした。こちらもバカ殿と同様に、ネタの根本的な部分は同じなんですよね、だからオチも大体一緒なんですけど、たまにいつもとは違うオチにしていたりして、作り込まれているなーなんて感じていました。

 また、ご自身の舞台もあったし、映画出演なんかも決まっていてこれから先も多くの仕事を抱えていた志村氏の姿を見ているとまだまだ元気な様子でした。

 しかし、そんな志村氏が発症から数日で帰らぬ人になってしまったということで、非常に悲しいし、寂しい気持ちでいっぱいです。これからもまだまだ活躍を見続けられると思っていたので。

 一部の報道では「持病なし」とされていますが、4年前に肺炎を患って禁煙するまでは相当なヘビースモーカーでしたし、今でもお酒が大好きで高頻度で飲み歩いていたようです。最近も胃のポリープの摘出手術をされていました。ご高齢で、長年の生活習慣と術後の身体への負担など、色々な要素が重なり命を落としてしまう結果になったのかもしれません。専門家ではないので推測の域は出ませんが。

 いずれにしても、健康な状態でいることが大切なんですかね。手洗い・うがい、栄養バランスの取れた食事、睡眠時間の確保、ストレス発散などなど…。まぁ、免疫力が高まる的な曖昧な情報に踊らされて納豆を買い占めるよりも、生活習慣を見直す方が大切だとは思います。


 今回の一件で、多くの人々にとってどこか他人事であったものが多少は身近に感じられるようになったんじゃないでしょうか。そうであってほしいですが。
 もちろん他にも多くの方が命を落としていて、それぞれの命の重さは変わらないし、毎日何人が感染、何人が死亡というニュースを見るけれども、やはり多くの人々にとっては「知らない誰か」で、あくまで「他人」であったんだと思います。でも、昔からテレビに出続けていて、つい最近まで元気に過ごされていた超有名人が亡くなってしまったことで、どこかこう…否が応でもより身近に感じられるようになったニュースだったんじゃないかなぁ…。


 世間的には「若者は外出の自粛を!」なんて報道されていて、さも若者が感染源となっているかのような印象ですが、いや確かに実際外出している若者も多いと思いますが、それ以外の世代の外出も多いとは思うんですよね。

  n=1で大変恐縮なのですが、私の近所の銭湯なんかはお年を召された方々が多く出入りしていますし(それこそ自粛前とあんまり変わらない)、開店前の薬局に行列を成している方々の中に若者と言える人はほとんどいません。
 別にどっちの方が自粛が必要だとかそんな話ではなく、全世代、明日は我が身だと思ってできる限りの対策をする必要があるんだと思います。

 多分、テレビで「若者は自粛を!」って報道されればそれ以外の世代は「そうだそうだ!」って声を上げるだろうし、逆に「高齢者は自粛を!」って報道されればやっぱり他の世代は「そうだそうだ!」って声を上げることになるだろうから、そんな水掛け論なんかに参加している暇があったら、自分自身の生活習慣を見直すなどの対策をしましょうよって話です。

 感染した際に自分自身は軽症や無症状で済むかもしれませんが、周りの人に移してしまったらどうなるか分かりません。家族や大切な人に移してしまって、最悪の結果を招く可能性があります。これには世代は全く関係ないですからね。


 あんまりコロナに関することは書くつもりなかったのだけれど、志村氏の件は自分にとってあまりにも大きかったので、頭の中を整理するためにも書き出してみました。
 天国でも色んな人を笑わせていてほしいです。遠い将来(であってほしい)、私も見に行きたいものです。


 今回はこんな感じです。