kmpen148のいろいろ

日常生活の雑感を書き出しています。備忘録的役割。

好きな劇場版コナン作品について語ってみる

 いやまぁね、分かってはいましたけどね、こうして正式に発表されると、あぁ、やっぱりそうだよな…って気持ちになるし、この時期の毎年の楽しみでもあったのでそれもお預けとなり、まぁ、色々と我慢が強いられる状況なんだなぁ、と痛感せざるを得ないですね。

 延期になってしまったものはしゃーないので、この時期恒例の別の楽しみとしては、Hulu加入者限定の話にはなってしまうのですが、劇場版名探偵コナンの過去作の配信です。これらを時間があるときにひと通り見るというのがここ数年の流れでして、今年も配信されている過去作は大方見返したかと思います。


 以前も触れましたが、「名探偵コナン」は私にとって非常に付き合いの長い作品でして、原作もほぼ持っているし、アニメもずっと見続けてきています。劇場版も毎年映画館で鑑賞してきました(厳密に言うと「探偵たちの鎮魂歌」だけはどうしてもタイミングを逃してしまい、唯一映画館での鑑賞が叶いませんでした。)。
 そして、こうしてHuluでも毎年のように見返しているのですが、せっかくなので好きな作品のことでも書いておこうかなーと思います。

天国へのカウントダウン

 劇場版シリーズの中で一番好きですね。
 その大きな理由として、私は登場キャラクターの中で灰原哀が一番好きなんですけれど、この作品での行動が印象に残っているからです。

 序盤では、キャンプ中に夜な夜などこかへ電話をしている場面があるのですが(公衆電話を使っているのが今となっては時代の流れを感じます。)、その後すぐに黒の組織ウォッカが電話している様子に切り替わり、会話的にも繋がるようになっています。まぁ、コナン作品お得意のミスリードなのですが、当時は「え…まさか…」なんてまんまと術中にハマっていました。

 中盤で実際には誰に電話をかけていたかのネタばらしがあるのですが、それを知ったコナンから電話をやめるように忠告されます。その時の悲痛な叫び、そしてその後の学校でのみんなとのやりとり……この一連の流れは秀逸だったと思います。いやね、流れ自体はベタでしたよ、ベタベタでした。でもそれがまたよかったんです。

 そして終盤。今作の一番の見せ場ではないでしょうかね、灰原哀の博識さ、クールさが表現されている場面があります。爆弾による火災に巻き込まれた少年探偵団メンバーが脱出方法を考えている場面です。まぁ、当然考えているのはコナンと灰原の2人なんですが、灰原が重力加速度やら何やらを用いて色々と計算している姿がこれまた秀逸でした。
 それだけでなく、「カウントダウン」の場面での行動(このための副題だったと勝手に思っています。)……うん、そういう思いはあるよね…でもそれだけはやめてくれ……と灰原ファンには結構心が痛くなる展開でした。


 という感じで、「灰原哀灰原哀による灰原哀のための映画」だったと思っています。異論は認めますが、でもここまで灰原哀の内面が表れている作品は他にないかなーとは思います。

迷宮の十字路

 私が京都旅行にハマるきっかりになった作品です。大学時代にいわゆる「聖地巡礼」ということで2年に分けて劇中で出てきた寺社仏閣を巡ってきました。


 まぁ、京都の寺社仏閣が好きとはいえ、歴史的な知識は皆無に等しいので弁慶がどうのって部分にはあんまり惹かれなかったのですが、とにかくBGM含めて雰囲気が非常に好きでした。

 内容的にも劇場版にありがちな爆弾でどっかーんという展開ではなく謎解きがメインになっていて、なおかつ京都の街並みもいい感じで表現されている作品でした。批判ではないですけど、映画館の巨大スクリーン、スピーカーならではの迫力ということで、劇場版はとにかく爆弾、爆弾、そして爆弾、困ったら爆弾って展開が多いんですよね。これも「劇場版コナンにおける「爆弾」の存在意義」的なタイトルで論文を1本書けるかもしれません。


 ということで探してみました。


 爆弾もしくは何かしらの爆発表現のある作品が実に多いですね。「絶海の探偵」は意見が割れていますが、いずれにしても本作品だけは0回なので劇場版の中でも結構おとなしい存在かと思われます。
 予告では爆発している場面があったようですが(私は覚えていません。)、もしかしたら京都が舞台な上に最終決戦場もお寺だったので、文化遺産保護的な観点で下手に爆破できなかったのかもしれませんね。見えない力が働いたのかもしれません。


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 2作品しか取り上げませんでしたが、逆に言うと、この2作品だけは私にとっても別格の存在です。というか、なんでしょうね、年々内容を覚えていられなくなっているんですよね。初期作品の方は割と覚えているんですが。
 一応毎年映画館で鑑賞はしているんですけど、どうも記憶に残りにくくなっていて、Huluで見返しても「こんなシーンあったけ…」と自分の記憶の無さに驚愕することもあるんですよ。


 またこうしてコナンについて語る記事を書くことがあると思いますが、よろしくおねがいします。