こちらの記事を読みました。
2009年のTwitterですね。ちょうど私もTwitterを始めた頃のことで、「懐かしいなぁ」って気持ちが先に来ます。今の私のアカウントは2015年からの利用なんですけど、それ以前のアカウントは2009年から2014年まで利用していました。
なので、2014年と2015年の間にブランクはあるにしても、Twitterが変化していく様子は割と間近で見てきたかなーという思いはあるんですよね。
こういうサービスはシステム的にも日々アップデートされて新機能が出てきたり、古い機能が廃止されたりってことがあるし、ユーザー同士の暗黙の了解的なものとか習慣的なものも変化していくものだと思うので、別に今のTwitterの形が嫌だとか、昔が良かっただとかの二元論的な話ではないです。ただの思い出話です。
今ではもう見られないよなーっていう習慣?文化?みたいなものがあって、私の中で印象的なものとしては、「おはあり!」ですかね。
「「おはよう」をありがとう」って意味なんですけど、現実世界では挨拶に対して「ありがとう」なんて返さないですよね。「おはよう」と言われれば「おはよう」と返します。
でも、あの頃のTwitterでは、というか、私がよく会話していたいわゆる「就活生クラスタ」の間では、誰かが「おはよう」とツイートすると、みんなが「おはよう」とその人にリプライを飛ばし、それに対して発言元のフォロワーさんが「おはあり!」と返していました。しかも、リプライを飛ばしてきた人全員へ律儀に「@〇〇 @△△ @×× おはあり!」とまとめる形で。
(この派生として「おつあり!」(「おつかれ」をありがとう)なんてのもありました。)
いや、まぁ、単純に私の周辺だけのことで、そんなやり取り一度も見たことないって方の方が多いかもしれません。Twitterはフォローするアカウントや所属するクラスタによって見えている風景が全然異なるわけで、それがまた興味深いことではあるんですよね。
いずれにしても今のアカウントになってからは、当時と全然別の方々をフォローしているので、そのようなやり取りは一切見かけません。
(ちなみに、この記事を書いた後にTwitterで「おはあり」と検索してみたら結構引っかかりました。)
あとは、リツイートの仕組みなんかも変わりました。具体的にいつ頃から変わったのかまでは把握していませんが、当初は今の公式リツイートもなく「RT @〇〇 〜〜」という形だったかと記憶しています。
今ではこの形は「非公式リツイート」なんて呼ばれていますが、この方法だと「RT」の前に自分のコメントを書くことができます。
難点は、元のツイートが長いものにコメントを書くと字数制限に引っかかって元のツイートの一部を削らなくてはいけないこと、元のツイートを改変できてしまうこと(まぁ、おふざけで改変することはありましたが)でしょうか。
あの頃は特に気にせずにこの形でやっていましたが(というか、他のリツイート方法がなかった)、今では公式リツイートもあるし、引用リツイートという形でコメントを残せる方法になったので、この非公式リツイートは消え去ったものだと思っています。
リプライも今では「スレッド」という形で見やすくなっていますが、当時はあくまで1つのツイートという形でTL上に表示されるだけで、その内容によってはどのツイートに対するものなのかが分かりづらい状態でした(クライアントによっては元のツイートが分かるものもありましたが)。
他にも、しょっちゅうサーバーダウンしてクジラが表示されたり、お気に入り(今の「いいね」)を「ふぁぼ」と言ったりとか、Twitterを一躍有名にしたんじゃないかって言葉として「〜〜なう」がありますけど、それの対でしょうか、何かをやったときに「〜〜だん」なんて言葉も一部では流行っていたと思います。
逆に、当時よりも多くなってきたよなーと思うものに、プロフィール欄の「無言フォロー失礼ます」とリプライ時の「FF外から失礼します」があって、結構違和感というか、むず痒さを持っています。
そもそもTwitterって好き勝手にフォローして、気になるツイートがあればフォロー/フォロワー関係でなくてもリプライを飛ばすことが通常だと思っていたので、今ではその辺も気にしなきゃいけない世界になってしまったんだなー、と。
おそらく自然発生的に「フォローするなら一声かける」「リプライはフォロー/フォロワー関係が原則」みたいな雰囲気ができてしまい、それに背く場合は可視的に断りを入れておく、みたいな流れができあがったんだろうと思います。
とまぁ、色々と書いてきましたが、約10年間Twitterを見てきた中で、自分の観測範囲ではありますけど、それでも変化の絶えないコンテンツだと思います。
今後も新しい習慣みたいなものが出来ては消えを繰り返し、逆に「〜〜なう」のように一度消えつつあるものがまた流行り出すかもしれません。こういう変化を見るのって楽しいですね。
何かと悪い側面ばかりがピックアップされがちなTwitterで、もちろんそういう部分への対応は必要だけれども、私としては基本的には「Twitterは素晴らしい」という考えの人間なので、今後も続いてほしいところではあります。
今回はこんな感じです。
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