kmpen148のいろいろ

日常生活の雑感を書き出しています。備忘録的役割。

家を買うまでのお話⑤〜申し込みから本契約まで〜

 前回は内見について思いの外書きすぎてしまい、まさかの二分割になってしまいました。今回は申し込みから本契約までのことを書いていきます。

 物件A及びBの内見を終えて両者を比較した結果、保証面や住宅ローン控除の違いなどから物件Aを購入する決心が付き、申し込みをするために店舗へ行きました。


 さて、いよいよ申込手続きを……の前に営業の方から一言。


「実はすでに1件の申し込みがあったみたいです。」


 その瞬間、「あ、終わった……」と思いましたよ、はい。
 しかしすぐに、


「でも、その方は住宅ローンの事前審査を通していないようなので、事前審査が通っているこちらを優先してくれるとのことでした。」


と。
 物件Aの内見1回目の時に、最後の最後で事前審査の申し込みをしていたことは以前の記事で書きました。無事に通過していたのですが、そう、これが分かれ目になっていたのです。


 売主としてもできるだけ早く物件を売りたいので、事前審査がすでに終わっていればそれだけ引き渡しまでの期間が短くなります。また、事前審査に通過しているということは本審査にも通過する可能性が高く、契約もスムーズに進むということも予想できます。

 これらの点からも私を優先してくださったのですが、いやー、あの時もし「まだいいです」とか言って事前審査申込を断っていたら……。こんなこともあるので気になっている物件があったら、とりあえずは事前審査を申し込んでおくのもいいかもしれませんね。


 なにはともあれ、現状私を一番手として話を進めてもらえるということで、必要な書類を記入し、今後の流れについての説明を受けてその日は終わりました。ただ、申込書を提出したとは言え、正式な契約ではありません。営業の方の「もしこの後に現金一括で購入する人が現れてしまったら取り止めになります。」という説明に一抹の不安が残ることに……。
 そんなケースは滅多にないとは言っていたけれど、まぁでも現金一括には勝てないのでそうなったら逆に諦めがつきます。


 そして、数日後に本契約の手続きをする流れになったのですが、それまでに「手付金」を用意する必要がありました。相場は販売価格の5%程度という話でしたが、営業の方が以前にも取り引きしたことのある売主だからということで、多少低めの金額に設定してくださいました。

 手付金は売主に一旦預けるだけなので、(頭金などに充用しなければ)最終的には決済日に丸々返ってきます。しかし、それまで1ヶ月以上はかかるので、その間の生活のことも考えないといけません。最近は諸費用込みで住宅ローンを組む「オーバーローン」もあり、頭金や諸費用分すら用意しなくても平気なように宣伝されていることもありますが、最低限この手付金は現金で用意する必要があります。

 また、この手付金もそれなりの金額になるので当日までの管理はもちろんのことですが、用意する際にもちょっと注意が必要かもしれませんね。ATMで下ろす場合は1日の上限金額を考えないといけないですし、複数口座から下ろす場合はATMのはしごも必要になります。ATM手数料も気を付けたいところです。逆に言うと、平日に銀行窓口に行ける方はそこまで苦労しないと思います。


 さて、本契約についてですが、その日までに現金一括の話はなかったようでまた一歩購入まで前進できひと安心、そして重要事項説明など形式的な手続きを済ませて売主に手付金もお渡しし、そこでさらにもうひと安心。最後に、住宅ローンの本審査申し込みをしたのですが、私は事前審査と同様、この不動産会社が提携している銀行(いわゆる「提携ローン」)のみの申し込みでした。

 ところで、この住宅ローンですが、正直自分で探して契約する、いわゆる「自主ローン」を利用すればもっと金利の低い銀行はあると思います(一番良い条件で審査が通ればですが)。住宅ローンは借り入れる金額が何千万単位なので、金利が0.1%違うだけでも返済額に数百万円の差が生まれてしまうことは、頭では理解しています。ただ、今回、私が提携ローンを選んだ理由を簡単に言ってしまうと、「安全策を選んだ」というところでしょうか。

 まぁ、提携ローンと自主ローンの違いなんてネット上に溢れ返っていますので詳細は省きますが、私にとっては「ローン特約の有無」と「手続きが簡単」の2点が大きなポイントだったかな、と。あと、団信に病気系の特約が付いていたのもポイントでした(最近はそういうのも多いようですが)。ただ、お金に関することなので、とことん突き詰めたい方は自主ローンも視野に入れて事前にしっかりと調べておいた方がいいかもしれません。


 そして1週間ちょっと経つと、営業の方から無事に通過したとの連絡がありました。それ以降の話はまた次回ということで。


 今回はこんな感じです。

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