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2023年の巨人について語る〜背番号55が返ってきた〜

 もう5月も終わりに近づいてきている今日この頃。ここ数年世界を苦しめた「アレ」も日本では5類扱いになり、まぁ、なんか、社会も徐々にアレ以前の状態に戻ろうと動き始めているといったところでしょうか。


 さて、そんな固っ苦しい前置きはいいとして、巨人がいつの間にか最大で6あった借金を返して3位になっていますね。

 開幕から約1ヶ月の間は、とにかく投手陣が不安定でしたね。「魔の8回」と揶揄されるように、勝ち試合で抑えの大勢に繋ぐ投手が悉く打たれて同点、逆転を許すというのを何度も見ました。5/21試合後の記事時点では、イニング別最多の27失点らしいですよ。

 一時期、新人の田中千が数試合いい感じの投球を続けたと思ったら、やっぱり続きませんでした。高梨も今年はまだ本調子でないし、直江もいい仕事はしていたけど固められなかった……そんな状態じゃ、いくら点取っても勝てませんよね。

 まぁ、そもそも今年は失点が多すぎで、5/24試合後時点では得点168(リーグ3位)に対して、失点182(リーグ6位)、防御率4.10(リーグ唯一の4点台)と結構悲惨な状況です。

 それがここ最近は、点は取られるけど、要所要所では抑えきれるようになったから勝ちに繋がって5連勝なんかもして、借金完済です。さぁ、こっからですよ。投手陣の不安定さはまだどうなるか分かりませんが……。


 そんな中で、打線の方で明るい話題がありまして、今回取り上げたい選手が秋広優人選手(以下、敬称略)です。あの松井秀喜氏の背番号55を引き継ぐ2mの選手です。

 大きな期待をされながらも1〜2年目は一軍出場もほとんどなく、今年もキャンプ途中で二軍落ちとなり、「あぁ、まだまだ時間かかるのか……」なんて思っていました。
 しかし、オープン戦で結果を出して4月中旬に一軍登録されてからはしっかりと成績を残していますね。最初の頃は左投手が先発のときはスタメンを外れていたけど、最近はもう外れることもなくなり、ましてや5/25の試合では、松井秀喜氏以来の20歳以下でクリーンアップを任されることにもなりました。

 入団当初から個人的にも注目していた選手ではあったのですが、まだまだ時間がかかるのかなー、と思いきや、3年目の覚醒となっていて嬉しい限りです。

 まず、バットコントロールが素晴らしいです。追い込まれてもファールで粘れるし、左方向にもヒットが打てるしで、今のところ高打率を残せそうな感じですね。

 象徴的だった試合が5/13の試合。延長12回表に2点を取られて敗戦濃厚だったのですが、1点を返して1死1・3塁の場面、秋広は追い込まれてもファールで粘りに粘って9球目をレフトへ同点タイムリーを打ちました。
 その後、また満塁になって代打・廣岡。ヒーローになる絶好のチャンスだったのですが、あっさり追い込まれて4球目を空振り三振……。なんか、すごい対照的だったし、こういうのがレギュラーを獲れる選手とそうでない選手の違いなんだろうなぁ、とも思いました。

 そして、積極性があるというのも好調の要因なのかもしれません。どんな場面でもファーストストライクを自分の形でスイングしているように思えます。もちろんミスショットもあるから、確実性という意味ではもう少し改善が必要かもしれませんが、だからといって打てる球を見逃して、変な球に手を出して凡退するよりは全然良いですけどね。
 現状、その姿勢が維持できているおかげか、得点圏打率が.526と驚異的な数字になっています。

 まぁ、あとはこういう若手は必ずどこかで急に打てない時期が来るので、そこをどう乗り切れるか…ですかね。そういう時期でもしっかりと四球を選べる、進塁打が打てる、盗塁できる、好守備をするなどなど……打つこと以外の仕事でチームに貢献できれば次に繋がっていくのかな、と。

 秋広の今後の成長が楽しみです。


 今回はこんな感じです。

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