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劇場版「名探偵コナン 黒鉄の魚影」を見てきました

 今年も見てきました。名探偵コナン劇場版の最新作「名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)」。
www.conan-movie.jp

 いやー、もうさ、なんというか……言葉にできませんよ、今作は。今こうして記事を書くために思い出すだけでも込み上げてくるものがあります。


 言葉にできないものを言葉にするので支離滅裂な文章になるのが怖いのですが、何とか文章にしていきたいと思います。

 一応、まだ公開間もないので核心に触れるようなネタバレはしないように気を付けますが、それ以外の部分でのネタバレ、さらにはそこから展開を推測できてしまうかもしれませんので、お読みいただく際はお気を付けください。


 今回の作品を一言で表すと、「灰原哀の、灰原哀による、灰原哀のための作品」といったところでしょうか。とにかく灰原哀ファンにとっては最高の作品だったと思っています。少なくとも私にとってはそうでした。あ、私は何を隠そう、大の灰原哀ファンです。

 んーと、そうですね、まずはやはり何と言っても灰原哀の描かれ方が素晴らしかったです。素の性格であるクールな感じと、大人と接するときの子供っぽい感じと、そして今回は涙も見せますし、助けも求めます。ここまで様々な表情を描き切ってくれた制作陣の皆様、そして声優を担当されている林原めぐみ氏に本当に感謝の言葉しかないです。

 いや、お前何様だよって感じですが、灰原哀ファンであればもうそんな気持ちになると思いますよ。

 一番の見せ場は終盤の海中でのコナンとのやり取りでしょうかね。とは言え、ここは灰原ファンでも評価が分かれそうな気がします。私はもう大賛成というか、こうあってほしいと願い続けているので、またしても感謝しかないです。
 しかし、本編でもない映画でここまで描いてしまうのか……と驚きはありましたけど、逆にこういうところでしか描けないのかもしれませんね。まぁ、あとは、これを言ってしまうとなかなかのネタバレになるけれども、おそらく劇場版繋がりで「14番目の標的(ターゲット)」のオマージュなんじゃないかなー、と思われます。

 ちなみにこのシーン、涙腺大崩壊しましたよ。あぁ……思い出すだけでも泣けてくるわ。2年連続であの歌を聴けるとも思っていませんでしたし、タイミングが素晴らしい。昨年はあの歌の勢いで泣いてしまった感はあるけど、今作はストーリーや灰原の今までの心情など色々と頭を駆け巡って堪え切れませんでした。

 まさかコナンの映画で2年連続で泣かされるとは……。


 また、今作は特に阿笠博士のいつもは見ない表情が素晴らしかったですね。灰原が誘拐されたときの車で追いかける場面での必死な表情、その後の涙……。いつもはダジャレクイズで少年探偵団を呆れさせ、彼らの優しい保護者として描かれることが多いですが、記憶にある限り、こんな表情は初めて見た気がします。


 他にも、ベルモットがいい味を出していました。最後の場面、「あぁ…」って感嘆してしまいました。伏線をそうやって回収するのか、と。その繋がりで言うと、今後はふさえブランドもメインストーリーにもっと絡んでくるのでしょうか……おっとこれ以上は。


 これまで劇場版は全作品見てきて、「天国へのカウントダウン」「ベイカー街の亡霊」「迷宮の十字路」が個人的にはトップ3でここに食い込んでくる作品がなかなかないなぁ、という状況だったのだけれど、今作はもう断トツで最高傑作です。ゲージがあるのならば振り切れていますね。

 ただ、確かに最高傑作かもしれないけれど、これは他の作品や本編での灰原の成長物語というか、色んな側面を見てきたからこそ感じられるものなのかな、と。
 灰原自身の成長もそうだけど、コナンや博士などの周りの人々にとっての「灰原」という存在の大きさ、そういったものを再認識できる作品になっていたと思います。


 ちなみに、現在Huluでは過去の劇場版を全て見られるので、今作を見た日の夜に「業火の向日葵」を見返していたのですが、序盤のウメノさんと灰原のやり取りを改めて見るとまたグッと込み上げてくるものがありますね……。

 さらにちなみにですが、次回作は今作で出てこなかった彼と彼の激突になる作品っぽいです。本編ではあまり見ない組み合わせなので、それもまた楽しみです。


 今回はこんな感じです。

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