kmpen148のいろいろ

日常生活の雑感を書き出しています。備忘録的役割。

Amazon読み放題の利用状況を書いてみる

 上の記事を書いたとき、Amazon読み放題が3ヶ月で199円という破格のキャンペーンをやっていたので加入してみてから約1ヶ月半経ちました。とりあえず使い方としては、気になった本はダウンロードしてちょっとばかり読んでみて、そのまま読んでみたいなーって思った本は残し、なんかなぁーって思ったやつはすぐに利用終了している感じです。一応、最大で10冊までしかダウンロードしておけないので、なるべく1〜2冊分の空きは作っています。


 199円という価格は抜きにしても、「読み放題」っていうのはこうやってちょっと読んでみて、「あぁ、なんか思っていたのと違うわ、はい次ー」ってすぐに次の本へ行けるのがいいですね。
 1冊分を支払った場合、なんか違うなーと思っていてもそれでもなんとか最後まで読んでおかないとなぁ……という義務感みたいなものが生じてしまって、むしろそれが分かっているから購入時点で「ちょっと気になる」程度ではなかなか手が出しにくくなります。まぁ、それでも読み切れずに置かれている本もそれなりにはあるのですけども。


 私の読書スピードは、特に教養本の類のときなんかは明らかに遅いと思うのですが、結局のところ「読書」そのものは趣味の範囲なので、別に速読を目指しているというわけではありません。ですので、こうして読み放題に加入したからといってこの1ヶ月半で多くの本を読めているわけではないんですよね。

 あとは単純に読書に充てるまとまった時間が取りにくいってのもあるのですけど、1日の中で本を読むことができる時間としては、職場に着いてから始業までの十数分と昼休みの時間程度です。
 家にいる間は基本的には子供を見守ったり、一緒に遊んだりすることが優先になってしまうので、とりあえず子供が起きている間はなかなか難しいですね。
 子供が寝た後なんかは最近はゲームを優先的にやっているので、そうするとあとは布団に入ってから夢の世界に旅立つまでの間なんですけど、横になって読んでいると割とすぐ眠くなってきてしまうのでやっぱりそんなに長くは読めないですね。


 そんな中、読み放題に加入して真っ先にダウンロードしたのは、『仕事は楽しいかね?』シリーズなんですけど、定期的に読ませていただいているブログ(ブログサイト)で結構取り上げられている書籍で、以前からずっと気になっておりました。

 3部作のようなのですが、有り難いことに全て読み放題の対象となっていたので3冊ともダウンロードし、とりあえず1部だけ読み終えました。今は2部の途中なのですが、正直1部だけで十分かなーという感じです。1部はなかなか興味深く読むことができました。


 この他に読み終えた書籍は、次の2冊です。


飯高悠太『僕らはSNSでモノを買う』ディスカヴァー・トゥエンティワン、2019年。

僕らはSNSでモノを買う

僕らはSNSでモノを買う

  • 作者:飯髙 悠太
  • 発売日: 2019/08/29
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

 こちらはトータル1時間くらいで読み終えたと思いますが、内容はほとんど覚えていません。


三崎律日『奇書の世界史 歴史を動かす“ヤバい書物”の物語』角川書店、2019年。

 こちらは面白かったですね。現代では「奇書」、いわゆるアブナイ本だとか有り得ない社会通念や理論が書かれている本という評価を受けているような本が、なぜ生み出されたのか、当時はなぜ当然のように受け入れられていたのかなどが解説されています。


 そして今読んでいる本がこちらです。

山口周『武器になる哲学 人生を生き抜くための哲学・思想のキーコンセプト50』角川書店、2018年。



 この他に読もうと思ってダウンロードしている本もいくつかありますので列挙だけしておきます。

ローレンス・レビー/井口耕二訳『PIXARピクサー〉 世界一のアニメーション企業の今まで語られなかったお金の話』文響社、2019年。

中桐啓貴『日本一カンタンな「投資」と「お金」の本』クロスメディア・パブリッシング、2019年。

佐藤昌宏『EdTechが変える教育の未来』インプレス、2018年。


 こういう読み放題サービスって初めて使っているのですが、結構使い勝手がいいなぁと思いますね。とりあえず6月下旬までは読み放題が続くので色々と読んでみようとは思うのですが、それ以降どうするかはまだ保留ですかね。これが終わると月額980円になりますし、いや、それでも1冊程度の金額で対象書籍が読み放題なのでお得っちゃお得なんですけど、現在の感覚だとその月額料金を支払ってまで利用し続けるほどでもないかなぁ…という感じです。ま、でもこれは人それぞれだと思います。


 今回はこんな感じです。


プロ野球はいつ開幕できるのでしょうか


 まぁ、昨日ザッとネットニュースを見ていたけど、緊急事態宣言を現在の期限で解除するかもというようなものは観測した限りは皆無で、全てが政府は延長の方向で検討している的なものばかりでした。最有力としては5月末までなんだろうけど、その前までにある程度の収束状況になれば解除が早まることもあるのだろうか。
 最近は東京も人数が減少傾向に転じつつあるのかなーなんて気もするけど、検査数によって感染者数はブレるだろうから果たしてどうなんだろうか。検査数に対する感染者数の割合で見ていくのがいいのだろうか。
 まぁその辺は専門家ではないので推測の域は出ないけど、もし今後、減少傾向にあればこうやって自粛を続けてきた効果もあったと信じたいところですね。


 いずれにしても緊急事態宣言が延長されることは必須のようで、それに伴ってプロ野球の開幕もまたしても白紙になるようです。

 政府は緊急事態宣言を、期限の6日から1カ月程度延長する方向で調整に入った。12球団は宣言期間中の6日までは練習試合や全体練習を行わず、自主練習とすることで申し合わせている。宣言期間の延長は、開幕への調整遅れにつながる。

 もし5月末まで宣言延長となってしまうとその間は自主練習しかできないから、全体練習や試合形式の練習もできません。仮に5月末で宣言解除されても、そこから実戦形式の練習やらをやって各球団の調整期間を見込むと約1ヶ月はかかってしまうということなんだよなぁ…。やっぱり自主練習と実戦形式では力の入り方も違うし、いわゆる「試合勘」というものを呼び戻すための時間も必要ということですね。

 開幕の大幅な遅れで7月19、20日球宴の開催も難しくなってきた。交流戦が中止され貴重なセ・パの対戦の場だが、開幕から数週間で迎えては開催や選出の意義は薄れる。

 もともと交流戦は中止が決まっていたようですが、こうなるとオールスターも中止になってしまうでしょう。7月に開幕できたとして、たった2週間で出場選手を選ぶなんてのは現実的ではないし、多少日程に空きができそうなら9月頃に突っ込むのはアリだと思うけど、例年のように前後に移動日を設けることは無理でしょう。できても、三連戦→オールスター→三連戦みたいなタイトな日程になりそうな気はします。
 そんなスケジュールにしてまでオールスターを開催する意義を見出せるかという部分が論点になりそうですね。


 ところで、知らなかったのですが、シーズン成立のためには120試合以上行わないといけないんですね。

 斉藤惇コミッショナーは5月11日に開幕日を設定したい意向で、6月19日開幕を軸に調整中とみられるが、今後1週間の感染状況次第となる。緊急事態宣言期間が延長された場合、開幕が6月下旬や7月上旬までずれ込む可能性があり、協約に定められた120試合を割り込む恐れも出てくる。

 こういう法律的なことはド素人なのですが、なんとかそれっぽい言い回しの条文から例外規定を持ち出せないのかなーとか思ってしまうのです。そりゃ120試合、もしくはそれ以上の試合ができることが望ましいとは思います。今年にかけていた選手や何かの記録がかかっている選手にとっては1試合でも多くやりたいと思うだろうし、ファン側としても1試合でも多く野球を見たいです。

 まぁ、でもこんな状況ではどこかで割り切りというか、線引きをしなくてはいけなくて、この協約に定められた120試合を割ったとしても何とかシーズンとして成立させることはできないのかなぁ…。というか、開幕できる目処が立ったら協約改定してしまえばいいんじゃないでしょうかね。行政のものより厳格で段階的な手続きは必要ないんじゃないのかなーとも思ってしまいます。


 プロ野球開幕までまだまだ先が見えない状況で、私のストレス発散する方法が1つ欠けてしまっているのですが、それもうまく自分の中で折り合いをつけていくしかないですね。


 今回はこんな感じです。


Chromebookがやっと届きました

 注文から待つこと約1ヶ月……。

 やっと……やっと……届きました、Chromebook


 でもこれでも予想していたよりは全然早かった方で、4月上旬に「まだまだ入荷予定未定だから発送まで時間かかりますよー」的なお知らせメールは来ていたんですよ。で、次回の入荷状況お知らせは5月上旬って書いてあったんで、あぁ、4月中も無理なんだろうなぁ…ともう諦めの境地に達していたというか、最近ではもはやそのことを忘れていたくらいです。

 注文の段階で「お取り寄せ」だった上に、ネットでレビューとか読んでいる感じだと結構人気モデルらしくて意外と品薄状態だったみたいなんですよね。そこに追い打ちをかけるかのような今回の騒ぎで、おそらく工場やら輸入やらに影響が出てしまい余計遅れたんじゃないでしょうか(これは公式発表されていないのであくまで推測ですが…)。


 そんな状況だったのですがついこの前、何の前触れもなくヨドバシカメラさんから商品出荷のお知らせメールが届いており、「ん?最近は何も頼んでないぞ…?まさか、不正アクセスで何か購入されたのか?」と若干肝を冷やしつつメールを開けてみると……

「今回出荷の商品  Chromebook


 キタコレ!(死語ですかね?)
 いや、ほんと予想外だったので歓喜でした。出荷のタイミングが夜中だったぽいので、翌日には届くだろうということでワクワクしながら次の日を迎え、無事に午前中に届きました。ヨドバシカメラさんありがとうございます。というよりも、メーカーさんに感謝ですね。


 さて、今回購入したのがこちらです。


 購入に際してレノボのものと迷っていたのですが、決め手はタッチスクリーンと360°回転するディスプレイです。やっぱり電子書籍を読みたいので、そうなると最低限この2つは備えられていた方がいいかなぁ、と。ページを捲るのにエンターキーだったり、クリックだったりってのはちょっと不便そうですからね。


 せっかくなので写真とともに開封した様子をお届けいたします。

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 箱から出してみると内容物はシンプルですかね。本体、電源コード、簡易説明書と日本hpさんの広告冊子が入っています。ちなみに本体の大きさは「コ」の字になっている部分くらいの幅です。


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 背面ですが、シンプルなデザインだと思います。私としてはすごい好きな感じですね。ただ、白が基調なので、汚れが目立ちそうな気もします。


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 開いてみるとこんな感じです。前から撮ると反射して思いっきり私が写り込んでしまうし、横にずれて撮ろうとしても部屋の中のものが写り込んでしまうのでこんな角度からの写真になってしまいました。キーボードは右側の方のキーが小さめですね。


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 試しに三角形的な状態にもしてみました。動画を見るときなんかはこんな感じにするといいかもしれません。なお、このまま畳み込めばタブレットモードとして使うことができますが、普段スマホに慣れていることもあって重かったです。


 といったところです。
 とりあえず使用感に関わるような設定はひと通り行い、あとは電子書籍アプリ「Kindle」「楽天Kobo」と動画アプリ「YouTube」「Hulu」をダウンロードしてみましたが、どれも問題なく使えています。ネットサーフィンも快適ですね。

 ちなみに、この記事もせっかくなのでChromebookで書いてみました。普段はスマホで書いていて、慣れたっちゃあ慣れたけどやっぱり文字入力に関してはまどろっこしいところもあったのですが、いやー、さすがに快適です。これからはなるべくChromebookで書くようにしたいです。


 今回はこんな感じです。

ギルドカード・MR14〜片手剣装備を改良したので今週のお題に乗っかってみます〜

今週のお題「ゲーム」

 今週のお題が「ゲーム」ということで初めて乗っかってみることにしてました。これっていつも通りの記事を書いてしまっていいのかなーと思いつつも、ゲームについての思い出っていうとやっぱりモンスターハンターが一番大きいのだけれど、このブログを始めた当初に連続で書いてしまっています。
 他には……って考えてみると、PS2の時代が印象としては残っているんですけど、これについてもすでに書いているんですよね。



 ということで、結局いつものモンハンネタになってしまうのですが、最近はまたちょっとやる時間が増えてきていて、主に週末の夜と在宅勤務前日の夜なんかにお酒もちょこっと飲みながら知人とやっています。まぁ、特定のクエを周回するとかでもなく、適当にクエストを選んで遊んでいて、いわばストレス発散の要素が大きいですね。


 さて、知人とクエストを回していたおかげで、1人だったらあんまり行きたくないラージャンの素材なんかも結構集まったので、メインで使う装備を改良してみました。ちなみに改良前の装備はこちらです。


改良前の装備

改良後の装備


 まず、必須スキルの「匠」についてです。改良前は護石+腕EXダマスクでMAXにしていたのですが、これを護石+装飾品の組み合わせに変えてみました。

 次にこれまた必須スキルの「攻撃」ですが、匠スキルを装飾品で補うことにしたため、防具そのものに付与されているものを優先的に選びました。
 改良前の腕EXダマスクをEXレックスロア(ティガレックス亜種)、脚EXガルルガを金色ノ袴(ラージャン)に変更し、防具に付与されている分だけで攻撃スキルがMAXになっております。また、これによって基礎防御力も向上しました。

 必須スキル3つめの「回避性能」については、改良前は2穴スロットにしか空きがなかったため3までしか上げられませんでした。しかし、改良後は装飾品で攻撃スキルを上げる必要がないため、4穴スロットに空きができ回避珠Ⅱを2つも突っ込むことができました。それによって、回避性能もMAXになっております。
 
 その他のスキルですが、メインは爆破属性の片手剣を使っているので、腰EXカイザー+装飾品で「爆破属性強化」をMAXまで上げており、さらに武器のカスタム強化の「属性強化」によって560となかなかの数値になりました。
 そして、改良前は脚EXガルルガによって「見切り」を付けていましたが、今回はそれを外したので「弱点特効」をMAXまで上げて火力の底上げを図っています。


 こんなところでしょうか。早速使ってみましたが、爆破属性値が560もあるせいかしょっちゅう爆発していた気がします。これは楽ですね。自画自賛ではないですけど、結構いい感じの組み合わせができたと思うので、今後はこれをメインで使っていきます。

 余談ですが、欲を言えば、猛り爆ぜるブラキディオスの片手剣も欲しいですね。爆破属性値は180と少なめですが、どうやら斬れ味ゲージが初期から紫で上限に達しているようなので匠スキルをは不要っぽいんですよね。そうするとまたスキルの幅が広がりそうな気がします。ただ、作成に必要な「不滅の炉心殻」が出ない出ない……。


 今回はこんな感じです。


これを機に在宅勤務増えないかなぁという願望です


 色々とぼかしながら脚色も交えて書きますが、先週くらいから私の勤務先でもやっとローテーションで在宅勤務が始まりました。週1〜2日ではあるんですけど、いやー、おそらく通常であれば在宅勤務やらテレワークやらなんて話題にすらならないし、こんな状況でもそれらを取り入れるなんて思ってもいなかったので有り難かったですね。

 ただ、基本的には、というかほぼ絶対、職場のパソコンや資料は持ち出すことができないので在宅勤務用のパソコンが手配されてはいたんですけど、経費の都合上、そして急ごしらえってこともあって各部署全員分なんて用意できるわけもなく、ほんの数台しか配布されませんでした。
 私がいる部署はそこそこ人数のいるところで、多分毎日1/3〜半分は入れ替わりで在宅勤務していると思うんですけど、当然在宅勤務用パソコンを持って帰れない人の方が圧倒的に多く、まぁ、私もでしたけど、普段の休みの日と何ら変わらない1日を過ごしているんじゃないでしょうかね。


 そんな状況ですが、先日、運良く在宅勤務用パソコンを持って帰ることができました。基本的には職場のパソコンと同じネットワーク環境が再現できるので、社内のデータを見ることもできるし、編集することもできるしで快適すぎて感動しました。もちろん紙書類なんかは持って帰れないので、事前にデータとして読み込んでおく必要はありますけど、それにしても快適だーって話です。


 と、まぁ、感動はしたものの必要な仕事は割とあっという間に終わってしまって、「さて……?」という感じになってしまったわけです。いや、言い訳させていただきますと、年度始めの山が一旦落ち着きまして最近は小休止期間だったってこともあるんですよ。
 でもそう考えると、現状で私がやっている仕事ってデータとして全て取り込んでおけば職場まで行く必要ないんじゃないか?って思えてきました。

 冒頭の記事で、

「別にその仕事しなくても、まあ多少収益は減ったりお客に迷惑はかけるかも知れないけど、別に会社潰れないよね?」

って部分がありますが、現状の私の仕事なんてこれに当てはまりそうなもので、確かに〆切もあるからスケジュール管理は必要かもしれないけど、じゃあ毎日職場に行かなきゃできないことか?って言われるとそんなんじゃないんですよねぇ…。

 予めデータで取り込んでおくか、むしろ社内ネットワーク上にすでにデータ化されているものを使っても成り立つような仕事なので、いや、ほんと在宅勤務用パソコンさえあれば職場なんて週1日行けば十分な気はします。

 断っておきますが、仕事自体は好きですし、それなりに誇りと自信を持ってやってはいますが、それとこれとは別問題なだけです。


 さて、ここで問題になってくるのは、業務的には確かに在宅勤務メインになっても遂行できるようなものが多いんですけど、じゃあ家の中は在宅勤務をする環境が整っているかってことですかね。

 当然今まで仕事は会社オンリーな人間だったので、家の中に書斎的な部屋はありませんし、そもそも家族の出入りを完全にシャットアウトできるような個室もありません。
 ましてや保育園も休園中のため、子供が所狭しと歩き回って遊んでいるので落ち着いて仕事できる環境ではないですね。この前は一応奥様に断りを入れた上で寝室に閉じこもらせていただいて仕事をしていたという状況でした。
 まぁ、扉を閉め切っていてもテレビの音とか子供の発する声とか生活音はもろに聞こえてくるんですけどね、ルーティン的な仕事ばかりだったので特に気にすることなく取り組めたかなぁとは思います。


 私自身はもともと引きこもり体質だし、在宅勤務(テレワークなりリモートワークなり)には賛成派でした。まだたった1回の経験ですが、多分そんなに支障はないですね。
 冒頭記事の筆者様が、

私なんか、なんなら半年くらい自宅にこもって、家で仕事してても全然痛痒を感じないんですが。

今も、タスクの集中さえなければ割と自宅万歳な感じです。

と仰っていましたが、私もこれには同感です。現実的には紙書類を処理しなければならないこともあるのでどうしても職場に行く必要が出てしまうんですけどね、もっと在宅勤務の回数増えないかなー。と言っても在宅勤務用パソコンの台数が増えないことには何もできないんですがね。


 今回はこんな感じです。


【感想】『ファクトフルネス 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣』

読了:ハンス・ロスリングほか/上杉周作ほか訳『ファクトフルネス 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣』日経BP社、2019年。


 私が読んでいるブログやウェブ記事で一時期、結構な確率で取り上げられていた本書、やっと読みました。いやー、これはね、私の中では名著だったと思います。


 本書の冒頭では自分自身が世界をどのように認識しているかを確認できる13個の質問が用意されています。その一例は次のものです。

質問1 現在、低所得国に暮らす女子の何割が、初等教育を修了するでしょう?




A 20%
B 40%
C 60%

質問3 世界の人口のうち、極度の貧困にある人の割合は、過去20年でどう変わったでしょう?




A 約2倍になった
B あまり変わっていない
C 半分になった

質問9 世界中の1歳児の中で、なんらかの病気に対して予防接種を受けている子供はどのくらいいるでしょう?




A 20%
B 50%
C 80%


 正確なデータを持っていればこんな質問どうってことないんでしょうけど、私は持ち合わせていなかったので自分の中にある「イメージ」で答えてみました。………見事に13問中3問しか正解を選べませんでした。でも、この状態が逆に「正しい」ようで、知識人の集まりで同じ質問をしても正答率は非常に低いそうです。

 このクイズは、さまざまな国の、さまざまな分野で活躍する人々に実施してきた。医学生、教師、大学教授、著名な科学者、投資銀行のエリート、多国籍企業の役員、ジャーナリスト、活動家、そして政界のトップまで。間違いなく、高学歴で国際問題に興味がある人たちだ。しかし、このグループでさえも、大多数がほとんどの質問に間違っていた。一般人の平均スコアを下回り、とんでもなく低い点数をとったノーベル賞受賞者や医療研究者もいた。優秀な人たちでさえ、世界のことを何も知らないようだ。
 何も知らないというより、みんなが同じ勘違いをしているといったほうが近いかもしれない。世界について本当に何も知らなければ、クイズの正解率は、当てずっぽうに答えた場合と近くなるはず。しかし実際の正解率は、それよりずっと低い。


 本書では「チンパンジー」よりも正答率が悪いと表現されていますが、まぁ、要は人々が世界についていかに間違ったイメージを持っているかということで、著者はなぜそのような状態なのか、それらを改めるにはどうしたらよいかについて自らの経験談を交えながら述べています。その核となっているのが副題にもあるように、「10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る」という考えです。

 その10の思い込みが「分断本能」「ネガティブ本能」「直線本能」「恐怖本能」「過大視本能」「パターン化本能」「宿命本能」「単純化本能」「犯人捜し本能」「焦り本能」なんですけど、字面だけでも何となく想像つくものもあると思います。具体的な事例、解説はぜひご一読いただければなーと思います。


 なんでしょうね、今このタイミングで読んだからでしょうか、本当に概ね首肯せざるを得なかったんですよね。元々、大学・大学院時代の教授に口酸っぱく指導されていたおかげもあって、私としては良く言えば「批判的に」物事を見るように心掛けているつもりではあるんですよ。
 特にメディアに対してなんですけど、ニュースを例にとっても、明るい話題って少ないじゃないですか。10個のニュースがあったとして8個くらいは殺人事件がー、強盗事件がー、ミサイル発射だーみたいに暗くて人々を不安にさせるようなものばかりで、ほんのたまに小動物のちょっとおまぬけな癒やし動画が流れるだけでまたすぐに事件だー、の繰り返しで、でも実はそういうのって少数であって、ただ単に過大表現されているだけでしょ?的な感じで見ていました。

 戦争、飢饉、自然災害、失政、腐敗、予算削減、難病、大規模リストラ、テロ事件。世界はいつだって悪いニュースのオンパレードだ。反対に、ゆっくりとした進歩は、どれほど大規模であっても、何百万という人に影響を与えたとしても、新聞の一面に載ることはない。もしも記者が「航空機、無事着陸」「農作物の収穫、また成功」といった記事を書こうものなら、すぐに会社をクビになるだろう。
 報道がより自由になり、技術が進歩するにつれ、悪いニュースは以前にも増してすぐに広まるようになった。数世紀前、ヨーロッパからやって来た開拓者がアメリカ先住民を虐殺したことは、ヨーロッパ本土ではニュースにならなかった。計画経済の失敗により、中国の農村部で大規模な飢餓が起きたことを、赤旗を掲げたヨーロッパの若い共産党員は知らなかった。動物が絶滅しても、生態系が壊されても、昔は誰も気に留めなかった。
 暮らしが良くなるにつれ、悪事や災いに対する監視の目も厳しくなった。昔に比べたら大きな進歩だ。しかし監視の目が厳しくなったことで、悪いニュースがより目につくようになり、皮肉なことに「世界は全然進歩していない」と思う人が増えてしまった。

 たとえば、以下のような見出しのニュース記事を書こうものなら、すぐにボツにされるだろう。
マラリアの感染数、依然として減少」
「今日のロンドンの穏やかな天気を、気象学者がきのう正確に予測」
 一方で、地震・戦争・難民・病気・火事・洪水・サメによる被害・テロなどは、関心フィルターを通り抜けやすい。めったに起きないことのほうが、頻繁に起きることよりもニュースになりやすいからだ。こうしてわたしたちの頭の中は、めったに起きないことの情報で埋めつくされていく。注意しないと、実際にはめったに起きないことが、世界ではしょっちゅう起きていると錯覚してしまう。


 でも、自分の中では「批判的に」見てきたつもりだったけど、冒頭の質問には3問しか正解できなかったってことは十分にそういったものの影響を受けてしまっているということで、それが結構ショックでした。頭の中では「テレビはあんまり信用していない」なんて思っていても、家に帰るとなんだかんだテレビをつけてニュースを見ているから無意識のうちに影響を受けてしまっているんだろうな……と。


 現在、こんな世の中になってしまい(内容を書かなくても「こんな」という指示語だけで通じてしまうでしょう)人々は先の見えぬ不安に溢れているせいか、結構前述の「本能」が遺憾なく発揮されてしまう状況だと思うんですよね。

 「ネガティブ本能」によって状況はどんどん悪くなっているという考えが強くなり、「犯人捜し本能」によってここまで感染者が拡大した「犯人」を名指しし、「焦り本能」によって買い占めが起こる……。そしてさらにそれらを煽るかのようにニュースでは毎日毎日関連情報、特に「悪化した」面を報道し、ワイドショーでは「知識人」として招かれたゲストたちが政府を好き勝手に批判しています。

 Twitterなんかはもっとひどいんじゃないですかね。コロナ情報を浴び過ぎて嫌気が差してからは距離を置いてもう全然見ていないのですが、それまではなかなかにひどかったと思います。勝手な憶測が飛び交い、叩き合いが行われ(中にはいんふるえんさーが先導していることも)、過激な政府批判なんかも行われていました。

 今回の状況はさておき、Twitterに関してもファクトフルネスの枠組みで考えたら人々に莫大な利益をもたらしていると思うんですよ。なにかと炎上やらデマやらが話題になりがちだし、「犯人捜し本能」によってそういった類のツイートが注目されてしまうけれど、実際にはそれ以上にTwitterによって利益がもたらされた人や企業もいるはずです。Twitterで仕事が増えたとか結婚したとか…そういういわゆる「ほっこり」系の話ってあんまり求められていないんですかね、メシウマではないですもんね。

 
 あっちこっちに話が飛んでしまいましたが、本書を読んだことで普段の自分の「モノの見方」に対するスタンスは決して間違っていなかったんだなーと思うことができました。そういう意味でも「ファクトフルネス」という考え方には賛成ですし、定期的に読み返していきたいところではあります。
 ただまぁ、ファクトフルネスの枠組みで考えると本書だけが全てではないということも言うことができますし、自分自身で様々な視点から「知識のアップデート」が必要にはなってきます。この知識なり情報なりをどこから仕入れるかっていうのもまた難しい問題ではあるんですけどね、それはまた別の話ですかね。


 今回はこんな感じです。



好きな劇場版コナン作品について語ってみる

 いやまぁね、分かってはいましたけどね、こうして正式に発表されると、あぁ、やっぱりそうだよな…って気持ちになるし、この時期の毎年の楽しみでもあったのでそれもお預けとなり、まぁ、色々と我慢が強いられる状況なんだなぁ、と痛感せざるを得ないですね。

 延期になってしまったものはしゃーないので、この時期恒例の別の楽しみとしては、Hulu加入者限定の話にはなってしまうのですが、劇場版名探偵コナンの過去作の配信です。これらを時間があるときにひと通り見るというのがここ数年の流れでして、今年も配信されている過去作は大方見返したかと思います。


 以前も触れましたが、「名探偵コナン」は私にとって非常に付き合いの長い作品でして、原作もほぼ持っているし、アニメもずっと見続けてきています。劇場版も毎年映画館で鑑賞してきました(厳密に言うと「探偵たちの鎮魂歌」だけはどうしてもタイミングを逃してしまい、唯一映画館での鑑賞が叶いませんでした。)。
 そして、こうしてHuluでも毎年のように見返しているのですが、せっかくなので好きな作品のことでも書いておこうかなーと思います。

天国へのカウントダウン

 劇場版シリーズの中で一番好きですね。
 その大きな理由として、私は登場キャラクターの中で灰原哀が一番好きなんですけれど、この作品での行動が印象に残っているからです。

 序盤では、キャンプ中に夜な夜などこかへ電話をしている場面があるのですが(公衆電話を使っているのが今となっては時代の流れを感じます。)、その後すぐに黒の組織ウォッカが電話している様子に切り替わり、会話的にも繋がるようになっています。まぁ、コナン作品お得意のミスリードなのですが、当時は「え…まさか…」なんてまんまと術中にハマっていました。

 中盤で実際には誰に電話をかけていたかのネタばらしがあるのですが、それを知ったコナンから電話をやめるように忠告されます。その時の悲痛な叫び、そしてその後の学校でのみんなとのやりとり……この一連の流れは秀逸だったと思います。いやね、流れ自体はベタでしたよ、ベタベタでした。でもそれがまたよかったんです。

 そして終盤。今作の一番の見せ場ではないでしょうかね、灰原哀の博識さ、クールさが表現されている場面があります。爆弾による火災に巻き込まれた少年探偵団メンバーが脱出方法を考えている場面です。まぁ、当然考えているのはコナンと灰原の2人なんですが、灰原が重力加速度やら何やらを用いて色々と計算している姿がこれまた秀逸でした。
 それだけでなく、「カウントダウン」の場面での行動(このための副題だったと勝手に思っています。)……うん、そういう思いはあるよね…でもそれだけはやめてくれ……と灰原ファンには結構心が痛くなる展開でした。


 という感じで、「灰原哀灰原哀による灰原哀のための映画」だったと思っています。異論は認めますが、でもここまで灰原哀の内面が表れている作品は他にないかなーとは思います。

迷宮の十字路

 私が京都旅行にハマるきっかりになった作品です。大学時代にいわゆる「聖地巡礼」ということで2年に分けて劇中で出てきた寺社仏閣を巡ってきました。


 まぁ、京都の寺社仏閣が好きとはいえ、歴史的な知識は皆無に等しいので弁慶がどうのって部分にはあんまり惹かれなかったのですが、とにかくBGM含めて雰囲気が非常に好きでした。

 内容的にも劇場版にありがちな爆弾でどっかーんという展開ではなく謎解きがメインになっていて、なおかつ京都の街並みもいい感じで表現されている作品でした。批判ではないですけど、映画館の巨大スクリーン、スピーカーならではの迫力ということで、劇場版はとにかく爆弾、爆弾、そして爆弾、困ったら爆弾って展開が多いんですよね。これも「劇場版コナンにおける「爆弾」の存在意義」的なタイトルで論文を1本書けるかもしれません。


 ということで探してみました。


 爆弾もしくは何かしらの爆発表現のある作品が実に多いですね。「絶海の探偵」は意見が割れていますが、いずれにしても本作品だけは0回なので劇場版の中でも結構おとなしい存在かと思われます。
 予告では爆発している場面があったようですが(私は覚えていません。)、もしかしたら京都が舞台な上に最終決戦場もお寺だったので、文化遺産保護的な観点で下手に爆破できなかったのかもしれませんね。見えない力が働いたのかもしれません。


***


 2作品しか取り上げませんでしたが、逆に言うと、この2作品だけは私にとっても別格の存在です。というか、なんでしょうね、年々内容を覚えていられなくなっているんですよね。初期作品の方は割と覚えているんですが。
 一応毎年映画館で鑑賞はしているんですけど、どうも記憶に残りにくくなっていて、Huluで見返しても「こんなシーンあったけ…」と自分の記憶の無さに驚愕することもあるんですよ。


 またこうしてコナンについて語る記事を書くことがあると思いますが、よろしくおねがいします。